一口に風船と言っても何種類もあり、海外の風船のカタログ類を見ると風船を
数字3桁とアルファベット1文字で表しています。
最初の数字は風船を全部膨らませたときの直径を示し、2番目と3番目の2桁
の数字で長さを示します。そして、最後のアルファベットは風船の製造者ブラ
ンド名を示します。
例えば、「260Q」というのは膨らませた時に風船の直径が"2"インチ、長
さが"60"インチになるような風船のことを示し、Qは"Qualatex"と
いうブランド名を示しています。
また、数字の後に「260A」といったようにアルファベットが付いているこ とがあり、これは風船のタイプを表すもので「A」はAverage Strength Walls、 「E」はExtra Strength Wallsという意味で、従って比較すれば「A」は「E」 よりも膨らませ易いけれど割れ易いということになります。
では実際にどんな風船があるか見てみましょう。
まだまだありますが、風船造形芸としては、Pencil Balloon(特に260)を一番
良く使うのでまずはこの風船を入手して練習を始めてください。
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<写真説明> Pencil Balloon 上から
・130(しぼんだ状態) |
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<写真説明>
Bee Balloon と 上から
・321(しぼんだ状態) |
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<写真説明> Heart Balloon 左から
・11インチ(膨らませた状態) |
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<写真説明> Blossom Geo 左から
・16インチ(膨らませた状態) |
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<写真説明> Round Balloon 左から ・11インチ(膨らませた状態) ・11インチ(しぼんだ状態) |
・Q(Qualatex)
・P(Prestige)
・T(Tilly)
・S(Superior)
・G(Gayla)
[260バルーン商品テスト:1994年6月25日実施]
それぞれ特徴があるので商品評価のためのテストを実施してみました。
使用したバルーンは、260Q(Qualatex)/260G(Gayla)/260P(Prestige)/260T(Tilly)の4種です。
結論から言うと入門者にはQualatexをお薦めします。
260Q | 260G | 260P | 260T | |
---|---|---|---|---|
価格 | $6.00 | $5.50 | $6.00 | $6.00 |
重さ | 212 g/gross | 252 g/gross | 237 g/gross | 170 g/gross |
生産 | USA&Canada | USA | Canada | USA |
色 | 9色 黒、緑、白、赤、黄、紫、桃、橙、水色 |
9色 緑、白、赤、黄、紫桃、橙、青、透明 |
9色 緑、白、赤、黄、桃、紫、赤紫、青(2種) |
6色 緑、白、赤、黄、紫、青 |
感触 | Qを標準的とします | ちょっとごわっとする感じ | 手のひらにしっとりと馴染む | 見るからに薄そう |
膨らみ | QとGは大差なし | こりゃ、きつい! | 薄い分いちばん楽 | |
造形音 | Gの方がやや静かかな!?大差なし | 一番静か | 最悪 | |
造形のしやすさ | QとGは大差なし | いちばんスムーズにできる | すぐ割れそうで扱いにくい |