バルーンデコレーションとは、ウィンドウディスプレイ、イベント向けデコレーション、結婚式やパーティ会場のコーディネイト、生け花のようなテーブルコーディネイト、ギフト向けのブーケなどに風船を使って創作する3Dアートの事です。
バルーンを何千個も使った大がかりなものや、ヘリウムガスを注入したバルーンでのデコレーションは個人で扱うには難しいですが、ここでは一人で造れるレベルのものを紹介します。パーティなどでのちょっとした飾り付けにいかがでしょうか。
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5インチの丸い風船(Round Balloon)を膨らませて下さい。 ピンクの風船1ケとホワイトの風船1ケを結んだものと、ホワイト同士の風船を結んだものを用意します。 風船を膨らますには、電動式のポンプ(Air-Inflator)が最適でしょうが、ハンドポンプでも可能ですし、この程度だったら口でも充分膨らますことが出来ます。 ちなみに今回はピンクの風船を約50ケ、ホワイトの風船を約150ケほど使いました。 |
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2ケづつ結ばれた風船をお互い交差させてねじります。 この4ケの風船1組がデコレーションのための最小単位となり、クラスター(Cluster)と呼んでいます。 |
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風船の大きさは同じでなければなりません。 穴のあいた箱に膨らませた風船を通すことにより同じ大きさにすることが出来ます。 こういった機能を持つものをテンプレート(Templates)とかサイザー(Sizer)とか呼んでいます。 ダンボール箱にコンパスで円を描きカッターで切り取れば簡単にできます。今回は少し小さめの直径9〜10cmの大きさにしました。 |
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風船を挟み込んでいくフレーム(Frame)を作りましょう。 アルミニウムのチューブかワイヤ(Aluminum Tubing or Wire)が良いでしょう。 今回は直径4mm、長さ1mのワイヤを3本使いました。 DIY(Do It Youself)店や園芸店などで1本百数十円で売っています。 そうそう形を作る前にはワイヤを布で拭いて綺麗にしておきましょう。 |
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3本のワイヤをビニールテープで巻き付け固定し、ハートの形を作り上げます。 ハートの形にもよりますが、だいたい縦70cm、横幅90cm位のハート形のフレームが出来ます。 |
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さあ後はひたすらクラスターをフレームに挟み込んで、ねじってクラスターが取れないようにしていくだけです。 ピンクの風船がきちんとスパイラル状になるように注意して下さい。 ただしフレームの曲がり半径が小さいところは苦労すると思いますので、多少のずれは我慢したり、あるいは風船4ケのクラスターのみならず、2ケあるいは3ケだけのクラスターで調整するなどの工夫が必要でしょう。 また必要に応じてフレームにオイルを塗るとクラスターの位置調整がしやすくなります。 |
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円形状のフレームを作りクラスターをつけていきます。 クリスマスリースとして最適ではないでしょうか。 |
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コラムとは「円柱状のもの」といったような意味で、バルーンデコレーションではよく見かけられるものです。 まっすぐなアルミのワイヤにクラスターをつけ、最上部に11インチのハート形バルーン(赤色)を結びつけてみました。 |