アート見物記(1997年上半期)
- 春風亭小朝独演会(1997.6.30)
- 映画「變瞼」(1997.6.13)
- 京劇「三国志」(1997.5.16)
- ピエロ君と遊ぼう!(1997.5.5)
- 太神楽曲芸そのすべて(1997.5.2)
- 野毛大道芸(1997.4.19)
- ヨコハマボードビルショー(1997.4.17)
- ドリームエンジェル(1997.4.15)
- フィール・ザ・マジック(1997.4.5)
- 杉山兄弟シャボン玉(1997.2.28)
- 後藤さくら写真展(1997.1.25)
- ボリショイサーカス(1997.1.25)
- ポップサーカス(1997.1.12)
- ボリショイサーカス(1997.1.10)
- ★公演名:春風亭小朝独演会
- ★開催場所:北区北とぴあ・つつじホール
- ★開催日:平成9年6月30日
- ★開催時間:午後7時〜午後9時10分(途中10分休憩)
- ★入場料:全席自由席3,000円
- ★内容:
春風亭あーちゃんの後に、小朝が一席。
中入り後、橘家円太郎(1982年に春風亭小朝に入門)が、真打ち昇進披露を兼ねて一席、その後に小朝が円朝の名作「牡丹灯篭(ぼたんどうろう)」の長講を公演。
- ★感想:
義姉と2人で観ました。
小朝さんが二席演じたわけですが、最初は落語家の内輪話やNHKの番組「小朝がまいりました」の裏話など、たわいもない話を面白おかしく聴かせてくれ、場内は大爆笑の連続。(^_^)
次の「牡丹灯篭」を掛けるのは初めてで、聞かせどころ、見せ場は多く、蒸し暑い一夜を涼しく過ごせました。最近、充実した高座をつとめているようですね。
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- ★公演名:映画「變瞼−この櫂に手をそえて−」
- ★開催:丸の内シャンゼリゼ(〜平成9年6月20日)
渋谷シネ・アミューズ(平成9年6月21日〜)
- ★内容:
舞台は1920年代の中国四川地方。
くまどりをほどこした面を瞬時に変えてゆく芸「變瞼(へんめん)」を、大道芸として演じて生業を立てる老人が、跡継ぎとして人買いから子供を買い取って本当の孫息子のように可愛がったのだが、子供は実は女の子だった。
失望した老人に、その後女の子は一生懸命尽くし、映画では様々な事件を通しての一老人と少女との交情を描いている。
- ★感想:
13日に行きました。
設定としてフェリーニの「道」を思い出してしまいますが、この映画も泣けます。
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- ★公演名:京劇三国志
- ★開催場所:東京芸術劇場中ホール(収容850人)
- ★開催日:平成9年5月15〜18日
- ★開催時間:午後7時〜午後9時(途中15分休憩)
- ★入場料:S席7,500円、A席6,500円
- ★内容:
北京京劇院により、
Aプログラムでは「虎牢関」、「小宴」、「金鎖陣」の3題が、
Bプログラムでは「鳳凰二喬」、「戦馬超」2題が、
上演されました。
- ★感想:
15日に行き、Bプログラムを観ました。
中国に何回か行った際に、京劇は観ているはずなのですが全く記憶にありません。(^_^;)
自主的に観に行ったという意味では、今回が初めての観劇と言って良いでしょう。
つまり京劇に関しては全く知識がなく、今回は感想めいたことは何も書けませんが、衣装、立ち回り、舞踊、発声、メイク・・・・等々、非常に興味深く鑑賞することができました。京劇について少し調べてみようっと!
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- ★イベント:ピエロ君と遊ぼう!
- ★開催場所:TEPCO銀座館
- ★開催日:平成9年5月5日
- ★開催時間:午後1時〜午後1時40分
- ★入場料:無料
- ★内容:
銀座にある東京電力(株)のTEPCO銀座館でのイベントの中の一つで、バルーンショーをしていました。バルーニストは南芳高さん。
おしゃべりをしながらのバルーンモデリングの数々を披露していました。
制作品は以下の通りでした。
- 260Q1本での造型;
白鳥、うさぎ、オウム、ライオン、ゾウ
- 260Qを中心に複数本を使っての造型;
魚がぶら下がっている釣り竿、ペンギン、蟹、ニワトリ、変装メガネ、ハートバルーン内でのペアのプードル、パンダ、バルタン星人、ウルトラマン
- ★感想:
家族4人で観に行きました。子供が中心の数十人の観客を前にしてのバルーンモデリングですが、研究熱心な南さんらしくオリジナル作品がほとんどで、南さんの優しいキャラクターを活かしての子ども達のコントロールもさすがに上手です。
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- ★公演名:大演芸まつり(太神楽曲芸そのすべて)
- ★開催場所:国立劇場演芸場
- ★開催日:平成9年5月2日
- ★開催時間:午後1時〜午後4時
- ★入場料:3,000円
- ★内容:
毎年恒例となっている日本演芸家連合主催による「大演芸まつり(5月1日〜10日)」のうちのひとつです。
- 寿獅子舞(柳貴家正楽社中)
- 曲独楽(柳家とし松、三増巳也)
糸渡りの曲、末広の曲、風車の独楽、剣(ツルギ)の刃渡り、投げ独楽
- 滑稽掛け合い・茶番(翁家和楽、翁家喜楽)
- 里神楽(松本源之助社中)
(仲入り)
- 口上(翁家和楽会長、柳貴家寿翁理事長)
- ゲストコーナー
・奇術(松旭斎静花)
・落語(林家木久蔵)
・漫才(昭和のいる・こいる)
- 曲芸(ボンボン・ブラザーズ)
- フィナーレ(協会会員10名ほどによるリングのジャグリング)
- ★感想:
一人で観に行きました。演芸場は収容人数が300名ですが、3割ほどの入りだったでしょうか、少々寂しかったです。
「太神楽曲芸そのすべて」とうたっている割には、曲芸がほとんど観られなかったのは残念です。例年より少ないのでは?
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- ★公演名:第21回 野毛大道芸
- ★開催場所:野毛商店街〜吉田町商店街
- ★開催日:平成9年4月19日〜20日
- ★開催時間:正午〜午後4時30分
- ★連絡先:045−262−1234(野毛大道芸実行委員会)
- ★内容:
今回は9ケ国60組130人の芸人が様々なパフォーマンスを繰り広げます。
- ★感想:
19日に一人で観に行きました。朝のうちは雨が降っていて開催されるかどうか不安でしたが、昼前には雨が完全に上がり、昼過ぎには陽がさしてきました。これは非常にラッキーでした。観客の出足が鈍り、人出も例年になく少なく余裕を持って観ることが出来ました。
今回のお目当ては、なんと言っても初めて大道芸をするという「鏡味小仙社中」の太神楽です。鏡味小仙、鏡味仙太郎(マサヒロ水野)、鏡味健三郎(石川健三郎)、鏡味仙太、鏡味仙次、大迫さんの6名で、お囃子から始まり、傘の曲、曲撥、曲独楽、獅子舞(寿獅子)等を演じていました。
その他には、ニルス・ポール(ジャグリング)、ヘルシー松田(マイム)、デビッド・クレイパッチ(ジャグリング)、牛飼い小出と牛くん(ジャグリング)、リー・ヘイズ(ジャグリング)、BADU(ミニサーカス)を観ることができ、堪能しました。
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- ★公演名:ヨコハマボードビルショー
- ★公演場所:ランドマークホール
- ★公演日:平成9年4月16日〜20日
- ★公演時間:1時間30分
- ★入場料:2,000円(全席自由席)
- ★収容:600人
- ★内容:
ステージは内田伸一郎さんと大月秀幸さんによるコントで進行されていきます。
- マイム(ローレンス・スマイス)
- ジャグリング(ジャン・ソシエ)
高さ1m位の板状の大きなトランプをピラミッド状に組み合わせていき、最上段でローラボーラをしながら3クラブジャグリング。
- ワンマンバンド(野尻博)
- マイム(ローレンス・スマイス)
- コントーション(楊楊)
滾杯。仰向けの体勢で段積みされたグラスを額、両手、両足の5ケ所に載せて、そのまま180度回転してうつぶせの状態になる。
- 自転車アクロバット(ジャン・ソシエ)
- マイム(ジョエル&アイリーン)
- ★感想:
観客が百数十人と少ないせいもありますが、やはりアーティストと観客が同じ目線の大道芸の方が、双方ともノリやすいのでしょうか、今回の場合は少し戸惑ってしまいました。
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- ★公演名:ドリームエンジェル
- ★公演場所:お台場エンジェルシアター
- ★公演日:平成9年4月16日〜
- ★公演時間:2時間
- ★入場料:SS席6,500円、S席4,500円、A席3,000円
- ★収容:2,000人
- ★連絡先:NTTハローダイヤル03−3272−8600
- ★内容:
時折鳥の鳴き声がこだまする静寂さが漂うジャングルをイメージさせるような空間の中、数人のダンサーがそこに生息する生物かの如く静かに踊る。
- クラウン
突然楽しげな音楽が流れクラウン・ファミリーが登場。
- ダンス
- エンジェルフライト
天井からつるされた2本の紐に手首をからませて、ブランコのようにして空中を舞いながら様々な演技を行う。
(体操の吊り輪演技をイメージして下さい)
- ダンス
- ジャグリング
梯子に乗った状態で5本リング。このリングは羽でおおわれているため、掴みにくいと思われますが見事な演技です。
梯子から下りて、通常のリングに持ち替えて5本、6本、7本そして9本!
技術的にも安定しているし、何より雰囲気があります。前衛的ジャグラーのMichael Moschen さんのようにしなやかで優雅な身体の動き・舞いの中でさりげなくこなしてしまいます。
- ダンス
- コントーション
Karima Zaripovaさんは年々色っぽくなってきますねぇ。コントーションファンにはたまらないでしょう。
- ドッグアクト
- パーチポール・アクト
男性の額にポールを立て、そのポール上で最大3人が各種演技が行なわれます。新しいアクトとして、ポールに女性を乗せたまま階段を上り、滑り台のようなレール上を滑り落ち、バーに飛び移ります。
- クラウン、ダンス
(20分休憩)
- ダンス
- フラフープ・アクト
10本のフープを両手、胴、足で自由に操り、優雅に演技します、など。
- ロシアンバー
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1本のバーの両端を男性が担ぎ、男性あるいは女性が、棒の中央で棒の弾力を利用して宙高く舞い上がります。後方2回転伸身宙返り、後方3回転屈伸宙返り、など。
- ハイワイヤー
綱渡り:片手で女性を頭上に持ち上げての綱渡り、頭の上に女性を直立させたままでの綱渡り、肩の上に直立し3人が縦に並んだ状態での綱渡り、など。
坂綱:傾斜45度に張られた綱を登っていきます。
- ダンス
- スペシャル・エアリアル・アクト
空中ブランコ。飛び手6人、受け手2人の計8人のユニット。
- フィナーレ
- ★感想:
知人の女性と4月15日のプレビューに行って来ました。
Circus Meets Musical ということで、昨年のファンタージャを思い起こしてしまいますが、今回はよりストーリー性を強めているようです。
が、そのストーリーがファンタージャより、分かりにくいのが難点でしょうか。
ダンスもそれぞれ意味合いがあるのでしょうが、私のように極限まで鍛え上げられた人間による信じられない世界を覗き見に来るような人にとっては、ストーリーが理解されていないと、どうしてもサーカスとサーカスの間にダンスが割り込んでくるような、なかば違和感のようなものを受けてしまいます。これはもちろん主観的な趣味の話であって、「良い、悪い」の問題ではありません。同伴した女性はサーカスはもちろんのこと、衣装に興味を示していたし、人それぞれ楽しみ方があるのでしょう。
でも、行かれる方はちらしなどを見てストーリーを理解して行った方が良いかもしれませんね。
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- ★公演名:フィール・ザ・マジック
- ★公演場所:東京ディズニーランド/ショーベース2000
- ★公演時間:30分
- ★内容:
「リトル・マーメイド」「美女と野獣」「アラジン」「ライオン・キング」「ポカホンタス」の5つの作品から構成され、名場面がトピックス的に紹介され、随所にマジックがプラスされています。
- ★感想:
平成9年4月5日に家族4人で行って来ました。
マジックとしては、ジニーの衣装の早変わり、アラジンの両手両足の伸縮、リトルマーメイドのフライング、など。
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- ★公演名:杉山兄弟によるシャボン玉パフォーマンス
- ★開催場所:静心幼稚園(横浜市栄区)
- ★開催日:平成9年2月28日
- ★公演時間:45分間
- ★内容:
- ハンディタイプのシャボン玉製造マシンでシャボン玉を多量に吹き出しますが、切り替えることにより4種のシャボン玉を作ることが出来ます。この時点で早くも園児達は叫び声を上げて総立ち。
- 直径40〜50cmの金輪を使って大きなシャボン玉を連続で作り出します。
- 今度は直径20〜30cmの金輪を2つやや重ねるようにして使うと、2つのシャボン玉がくっついた状態でできます。「お母さんのお尻ダヨ」と言って園児を笑わせていました。
- 風よけのフード内での技(トリック)の数々。
たばこの煙が入ったシャボン玉/THE CAROUSEL(MERRY-GO-ROUND)/WIGGY WORMS/THE BUBBLE CUBE
- 様々な物を利用してシャボン玉を作ります。
ビーチサンダル/紙を取り除いた骨だけのウチワ/素手/あやとりの紐/縄梯子のようになったあやとりの紐/格子模様状態になったあやとりの紐
- 直径1m以上はある大きな金輪でシャボンの筒を作り、その中に人間を入れてしまいます。
- シャボン玉製造マシンに青や黄やピンクの煙を吹き込むことにより、それぞれの色に着色されたシャボン玉が多量に吹き出します。
- ★感想:
横浜市戸塚区在住の杉山弘之・輝行兄弟によるパフォーマンス。TVでもすっかりお馴染みだし、歌番組やCMで使われているシャボン玉の制作はほとんど彼らの手によるものです。長年の夢が叶って初めて生で観ることが出来ました。
お兄さんが北野たけしばりの毒舌ジョークを交えての進行役をつとめ、弟さんが笑顔を絶やさずにせっせとシャボン玉を造り出す絶妙のコンビ!!
観客と一緒になってシャボン玉を造り、観客を笑わせながらのリズム感あるショーはさすがです。45分間のショーの後には杉山兄弟の特製シャボン液を使って、園児達が自由にシャボン玉造りに挑戦していました。
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★後藤さくら写真展
- ★開催場所:新宿駅東口駅ビル「マイシティ」2階アートギャラリー
- ★開催日:平成8年12月26日〜平成9年2月14日
- ★入場料:無料
- ★内容:
後藤さんは1963年神奈川県生まれの方で、アメリカンサーカスに新しい夢を感じて、単身ロバートブラザーズ・サーカスに入り、2ケ月間団員とトレーラで寝食を共にして撮影をされていたとの事です。
展示されている写真はカラー、モノクロ数十枚ですが、団員の演技中の写真ではなく、ステージを離れた超人たちがごくごく普通の人間に戻り、夫や妻としてあるいは父や母として見せる穏やかな表情をとらえています。
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- ★公演名:東京ドーム ボリショイサーカス
- ★感想:
1月25日にまた行って来ました。(^_^)
今度は家族4人で行って来たのですが、学校が休みというせいもあってか、一般席・指定席とも空席はなく、立見客が通路を埋め尽くすほどの超満員でした。
演目自体は10日に観たものと同じ。
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- ★公演名:ザ・ポップサーカス/ブレーブ・ビート
- ★公演場所:埼玉県熊谷市新島
高崎線熊谷駅下車で路線バスかタクシー利用
「新島車庫」行きバスで終点下車(大人190円)徒歩約5分
あるいはタクシーで千数百円程度
- ★公演日:平成8年12月21日〜平成9年2月23日
日曜・祝日および第2・第4土曜日が1日3回公演(11時30分、13時15分、15時30分)
その他の日は2回公演(13時15分、15時30分)
毎週木曜日が休演日
- ★公演時間:1時間30分
- ★入場料:一般席は、大人2,500円、子供1,500円
前売りだと各々2,000円、1,000円
舞台正面は特別席となりさらに500円必要
- ★収容:1,500人
- ★連絡先:0485−25−1420(事務所)
- ★内容:
- オープニング(澁谷圭子)
イリュージョンマジック。
何も入っていないはずの公衆電話ボックスのようなガラス張りの箱の中から圭子さんが妖精のような姿で登場、踊り終わってバックステージへ。
- 一本綱(マイティーアキラこと澁谷明紘、八木正文)
続いて同じ箱から男性2人が登場。
釣り下げられた一本のロープを使って、地上高数mで明紘さんが様々なポーズ。ロックンロール調のBGM。
- ジャグリング(ヘルマン・アギレ)
クラブジャグリング(3本、4本、5本)
麦わら帽のような帽子でハットジャグリング(3ケ、4ケ)
映画「マスク」のBGMでしょうか、ノリの良い演技。
- クラウン(クラウン・ホーリー、クラウン・オッシー)
- 一輪車(澁谷明紘、尚記)
明紘さんの息子のマイクロナオキこと尚記クン(9才)とのユニサイクルでの様々な演技。
- 自転車曲乗り(中国女性二人:イェンイェン、ファンファン)
2台の自転車がステージ上を周り、各々の女性が曲乗りを見せます。
しばらくして一人の女性が他方の自転車に走りながら飛び移り、1台の自転車の上で2人が様々なスリリングな曲乗りを演じます。
トランポリン(澁谷明紘、八木正文、元林信勝、元林皐月)
トランポリンの妙技を披露した後で、観客を交えての愉快なパフォーマンスショー。
(10分休憩)
- 水流星(中国貴州市雑技団の男性一人と女性二人:コウガ、イェンイェン、ファンファン)
両端に水が入ったお椀がくくりついている縄の中央を持ち縄を回転させます。3人が入れ替わり立ち代わりスリリングな芸を飛んだり跳ねたりと、所狭しと見せつけてくれます。凄い迫力。
- クモ渡り(前田慶一)
テントの天井すれすれに設置された、電車の吊革みたいな輪っかに足を引っかけて逆さ吊りになった状態で歩きます。言わば空中逆さ歩行。
歩いた先には一丁ブランコがあり様々な演技を見せた後に、二丁ブランコで演技します。一つに首をかけ、一つに足をかけて体を横たえ、双方のブランコの紐をねじり体を回転させます。
- 足芸(澁谷琴美)
待ってました、琴美さんの足芸。ふすまを自由自在に回します。
- 七丁椅子(澁谷明紘、八木正文)
複数の椅子を使ってのバランス芸の後、クライマックスは七脚の椅子を積み重ねて最上段でAさんが倒立。
- クラウン(クラウン・ホーリー、クラウン・オッシー)
「スライディーニの紙玉の飛行(コメディマジック)」
ステージで一人の観客をティッシュを持たせて椅子に座らせ、クラウンがティシュを引きちぎり丸めて紙玉を作り右手、左手のどちらの手にあるか当てさせます。
しかしステージ上の観客はどうしても当てる事ができません。他の観客にはその理由が分かるのですが・・・・・。
- 空中ブランコ(フライング・ファーファンズ)
飛び手は男性1名、女性2名。受け手は男性2名。
ジーノ・ファーファン(リーダー:フライヤー)、アルフォンソ・ファーファン(ローアーキャッチャー)、ヘルマン・アギレ(アッパーキャッチャー)、クレオッサ・ゴンカルベス(女性フライヤー)、ニーシャ・トリーナ・ブラウン(女性フライヤー)
モンテカルロサーカスフェスティバルで2年連続金賞を受賞したと紹介されていました。
- フィナーレ
- ★感想:
私は1月12日(日)13時15分〜14時55分公演に息子と娘を連れて観に行きました。観客の入りは三分の一程度だったでしょうか。
ポップサーカスはゴースターズという3世帯からなるファミリーサーカスを中心に構成され、今回が旗揚げ公演となります。
イベントなどへの出張サーカスをしていたゴースターズは、テレビや新聞などに取り上げられていたのでご存知の方も多いと思います。
特に普段の活動と共に、いったん畳んだテントをもう一度張って旗揚げするというチャンスを迎え、各家族の葛藤を描いたゴースターズのドキュメンタリーが96年9月に放映され、私自身感動したのは記憶に新しいところです。
今回幸いな事に、明紘さんと挨拶程度ですがお話する事もでき、バックステージも見せて頂きました。サーカス運営は素人目で見ても大変そうですが、お話の中での明紘さんの力強い眼と言葉に期待感をいだきました。
日本に新しいサーカスの流れを作ろうと頑張っている若いポップサーカスを応援しましょう!
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- ★公演名:東京ドーム ボリショイサーカス
- ★公演場所:東京ドーム前特設テント
- ★公演日:平成8年12月27日〜平成9年2月23日
- ★公演時間:1時間45分
- ★入場料:大人3,000円、子供2,000円
- ★座席指定券:S席1,800円、A席1,500円
- ★連絡先:03−5800−9999
- ★内容:
- オープニング
- シーソー・アクロバット(ダミール・アサドゥーリン指揮)
男性7人。アクロバット体操の後にシーソーを使ってのアクロバット演技。クライマックスは伸身2回転後方宙返りとスティルトを装着しての2回転後方宙返り。
- 空中アクロバット(ナターリャ&ユーリー・アレクサンドロフ)
男女ペアによる一丁ブランコ。199年モンテカルロサーカスフェスティバルで金賞受賞との事。
女性一人による演技の後、男性一人による演技。クライマックスは男性がブランコ上で頭部のみによる倒立をして、女性の両手を男性の両手で握り、女性をぶら下げた後に片手を離します。
- クラウン
- 犬と猫のコミックサーカス(マラノーグリ&チェプチェンコ)
- フラフープ(エレーナ・ツェリシェワ)
十代と思われる若い女性による演技。人形をイメージしたドレスをまとい登場、円筒形の布で体を覆うと一瞬のうちに衣装が早変わるというマジックが導入。
右手で2本、左手で2本、右足を後方へ上げて1本、左足で1本回したりと様々なポーズでフープを回しますが、エレガントで女性らしい演技でした。
胴部で同時に回したフープの本数は8本と少ないですが、安定した技術をベースに、芸術性を前面に押し出す演出で美しかったです。
- クラウン
- 象のサーカス(タチアナ・フィラトワ)
- クラウン
- 鉄棒大回転(ビタリー・ジュラベリ指揮)
鉄棒が3台、およそ3m間隔で並行に設置されます。
両端の鉄棒の高さは3m位で、真ん中の鉄棒は高さ5m位です。
3人の男性がオリンピックの体操競技で見られるような鉄棒の演技をしますが、異なるのは着地も見せ場の一つで、例えば鉄棒1台を飛び越え飛び込み前転で床に着地、など。
もう一つは演技者が3人と複数で、男性の動きがシンクロしているという事。
鉄棒から鉄棒へ飛び移ったりと迫力があります。
1994年パリでのコンクールで金賞受賞。
- ジギト(ユーリー・メルデーノフ指揮)
円周のステージ内での馬の曲乗り。時速40km程度は出ているのでしょう。真近で見ると鞭の音、掛け声、蹄(ひづめ)の音など迫力があり、このジギトは大好きです。曲馬というくらいでサーカスの原点でもあるし。
(15分休憩)
- 空中ブランコ(ラジク・アフチャモフ指揮)
男性4人、女性1人のユニットで、分担は飛ぶ人が3人、受ける人が2人。
サーカスの華、文句なく大好きです。(^_^)
- 熊のサーカス(タチアナ&アレクサンドル・フィラトフ指揮)
熊の演技で20〜30分費やされたでしょうか。でもさすがによく訓練されています。人間でも容易ではない様々な曲芸を見せてくれます。例えばテーブル上でローラボーラでの逆立ち、など。
他に熊のボクシングや自転車・バイク乗りなど。
- フィナーレ
- ★感想:
後楽園でのサーカスは昭和18年以来もう既に50回を超えていて、ここ数年はボリショイで、私も毎回観に行っています。
1月10日(金)14時〜16時の公演に一人で観に行きました。平日にも関わらずほぼ満席状態でした。
今までのボリショイとは音楽や衣装を含めて演出の面で少し雰囲気が違っているように感じました。やはりヨーロッパを中心にしたニュー・サーカスのうねりの影響があるのでしょうか。
サーカス界の大きな問題の一つに、動物愛護という圧力による動物芸の衰退があげられますが、いずれにせよ国内で今時これだけまとまって動物芸を見られるのはボリショイぐらいですね。
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