アート見物記(2002年)

  1. ゴールデンライオン(2002.12.17)
  2. 珍芸奇芸いろもの爆笑大行進(2002.11.9)
  3. ポップサーカス(2002.10.13)
  4. 第2回東京国際フール祭(2002.10.11)
  5. ダメじゃん小出ソロライブ Vol.4(2002.8.28)
  6. 世界でたったひとつの猫劇場(2002.8.16)
  7. シルク・ドゥ・フランス(2002.8.11)
  8. ボリショイサーカス(2002.7.26)
  9. Kabarett CITTA'(2002.7.10)
  10. ダメじゃん小出ソロライブ Vol.3(2002.6.27)
  11. くるくるシルク Vol.3(2002.6.21)
  12. シルクバロック in 横濱(2002.6.1)
  13. ルーマニアのサーカス(2002.4.21)
  14. ストリートパフォーマンス(2002.3.30)
  15. シルク・オーケストラ(2002.3.16)
  16. ルーマニアのサーカス(2002.2.10)
  17. なななソロライブ(2002.1.11)

【ゴールデンライオン】

★公演名:ゴールデンライオン
★公演日:2002年12月17日(火)19:00〜21:15
★会 場:東京国際フォーラム・ホールC
★入場料:S席8,500円
★内容:
★感想:
中国雑技団(大連雑技団、中国雑技団、雲南省雑技団、重慶雑技芸術団)によるサーカス芸を中心に、吉林省歌舞劇院による舞踊と成都芙蓉花川劇団による変面が加わった、ストーリー仕立てのエンターテイメントショー。
このような凝った演出のもとでのサーカスショーには賛否両論あり、どちらかというと"通"の方々からはあまり良い評価は得られないようですが、一般人の私はどのような形でも良いからなるべく多くのサーカス芸を観たい!その一言につきます。
今回も雑技は期待を損ねることなく素晴らしい演目がありました。多種多様な人間車輪、綱上での驚くべきバランス芸、ブランコでは飛びに飛んで5人がダンゴ状態になったりと、雑技、いやサーカスは観るたびに新しい発見があるので、とにかく数多くの公演がなされることを願っています。
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【珍芸奇芸いろもの爆笑大行進】

★公演名:珍芸奇芸いろもの爆笑大行進
★公演日:2002年11月9日(土)13:00〜19:00
★会 場:新宿朝日生命ホール
★入場料:3,000円
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【ポップサーカス】

★公演名:ポップサーカス
★公演日:2002年10月13日(日)10:00〜11:50
★会 場:神奈川県平塚市
★入場料:2,000円(指定席 +500円)
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【第2回東京国際フール祭】

★公演名:道化師と曲芸
★公演日:2002年10月11日(金)19:30〜20:50
★出 演:亀田雪人
★会 場:両国シアターχ
★入場料:3,000円
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【ダメじゃん小出ソロライブ Vol.4】

★公演名:ダメじゃん小出ソロライブ Vol.3
★公演日:2002年8月28日(水)19:30〜20:30
★出 演:ダメじゃん小出
★会 場:PlanB
★入場料:2,000円
★内 容:おはようニッポン、おかあさんといっしょ、帰ってきたウルトラマンコスモス、ニュース・天気予報、あすを読む

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【世界でたったひとつの猫劇場】

★公演名:ククラチョフの世界でたったひとつの猫劇場
★公演日:2002年8月16日(金)10:30〜11:45
★会 場:ル テアトル銀座
★入場料:5,000円
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【シルク・ドゥ・フランス】

★公演名:シルク・ドゥ・フランス
★公演日:2002年8月11日(日)14:00〜
★会 場:MM21クイーンズサークル
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【ボリショイサーカス】

★公演:ボリショイサーカス
★会場:有明コロシアム
★開催:7月26日(金)16時30分〜18時30分
★入場料:S席指定5,500円
★主催:テレビ東京、東京新聞
★内容:
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【Kabarett CITTA'】

★公演名:Kabarett CITTA'
★公演日:2002年7月10日(水)19:30〜21:30
★出 演:
ダメじゃん小出、重森一・まき、センチュリー神山、ふくろこうじ、Mr.Dai、VJコミックカット、Kaja、村田朋未・柴崎岳史・長井健太郎、王輝、山崎広太
★会 場:CLUB CITTA'
★入場料:3,500円(当日)
★感想:
クマさんへ:

カバレットサーカスについての感想です。
すっごく遅くなって申し訳ありませんでした。

台風にも関わらず、沢山のお客さんが入って良かったですね。
会場の様子はあらかじめ聞いていたので予想とずれはなかったのですが、開場と同時に入って驚いたのは椅子が少ない・・・。
テーブルがポツンポツンと置いてありその周りに椅子が数脚あるといった程度で、余裕があってそれはそれで嬉しいのですが、もっとお客さん来るんじゃあないのと余計な心配をしたりしました。

案の定お客さんは増える一方で、上演中にふと後ろを見ると何やら人がぎっしり!私が座った前方のテーブル席とは密度的にえらい違い。
私らだけ前の方でゆったり観ているのは申し訳もなく、少々心苦しかったです。

それはさておき、ショーはとても良かったです。
クマさんが創り出すショーが、私が望んでいるようなショーに近づきつつある、そんな手応えを感じました。
と言うか私が望んでいるショーがどんなものか私自身も分からないのですが、クマさんが目の前にこれはどう、じゃあこっちはどう、といろいろ見せてくれるので、そういったものを楽しみながらイメージを固めていっているのが本当のところでしょうか。

梅津バンドには参りました。
まずは楽器編成からぶったまげ!
管楽器(サックス、クラリネット)、アコーディオン、バイオリン、チューバ・・・どういった感性の元こういった編成になるのだろう、一体どんな音楽になるんだろう、興味津々でした。
聴いてみれば何と心地よいリズムとメロディー。
巻上さんの方も併せてなんと存在感のある2組のバンドでしょう。
冒頭に梅津さんが"我々はバックバンドではない"仰っていましたが、まさしくその通りでバンドだけでも十分にショーが成り立ってしまうところに、パフォーマンスをあえてぶつけてくるあたりがクマさんの勝負所だったのでしょうか。

生バンドでパフォーマンスをする機会があまりないのも一因でしょうが、バンド演奏にしっくりと絡むような演技が少なかったような気がします。(ダンス系のことはよく分からないので対象外とします)
例外的にkajaさんの演技は良かった。
思うに北欧でのサーカス経験(恐らく生バンドの元、演技していたでしょう)が上手く生かされているのではないのでしょうか。
またジャグリングをするにはスペースがなさ過ぎでは?
両脇のバンドに囲まれた"猫の額スペース"では演りにくそうでした。

VJコミックカット・・・ありゃ面白かったです。
出演者のほとんどはplanBでお馴染みのせいもあり、新しいもの好きの私にとっては収穫でした。笑えました。

本場のカバレットというのがどういったものか知る由もありませんが、やはりジャンルを問わずに様々なアートを楽しめるところなのでしょうか。
今回のカバレットはそういった点でも楽しめました。

でも私の望むところは、"もう少し余裕が欲しい"と言ったところでしょうか。
立て続けに畳み込むように演奏やパフォーマンスが続くのは嬉しいのですが、同伴者と話すこともできないし、ゆっくり飲食もできないし(大した食べ物はなかったけれど)、イメージしたカバレットとは違い、少々残念でした。

各人の演技はもちろん全力投球でしょうから、その全力投球の演技が続き放しだと、熱演を受け取る観客の方も実は結構体力がいる。

こう書いていて思い出しましたが、エドサリバンショーのエドサリバンって何もしないただのおっさんかと思っていたけれど、超一流アーティストの熱演の合間に、実は観客の気をホッと抜かせる大役を果たしていたのではないかと。
ポールダニエルズショーにしてもそうだけれど一流のホストって今よく考えてみると凄いおっさん達だったんだ。

年齢のせいかもしれませんが、50才近いおじさんにはもうちょっと"何もないと見せかけてしっかりとお客を引き留めるような間"が欲しいと感じました。
同伴者と目を合わせて凄いねと声を交わしたり、飲み物を取りに行ったりする程度のゆとりのことです。

それと全体を通してみても、しょっぱなからのハイテンションをお客さんは維持できるはずもなく、やはりショー全体としても"序破急"のような変化が必要なのではないでしょうか。

怒られることを覚悟して言いますと、あまりにクマさんの今までの想いを詰め込みすぎたといった事はないでしょうか。

"捨てる"というのもショーを構成する上では重要な要素かと思いますが、出過ぎたことを申し上げすみません。

2回目のカバレットを期待しています。それと、健康には気をつけて飲み過ぎないようにね。

以上

安部保範より

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【ダメじゃん小出ソロライブ Vol.3】

★公演名:ダメじゃん小出ソロライブ Vol.3
★公演日:2002年6月27日(金)19:30〜20:40
★出 演:ダメじゃん小出
★会 場:PlanB
★入場料:2,000円
★内 容:がんばれニッポン!、テーマパークへ行こう、病院にて、ニュース&天気予報、二千円

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【くるくるシルク Vol.3】

★公演名:くるくるシルク Vol.3
★公演日:2002年6月21日(金)19:00〜20:40
★出 演:立川真也、藤居克文、高橋徹、檀上花子
★会 場:スタジオPAC
★入場料:2,800円
★内 容:オープニング、ボール、ブランコ、足長、綱、リング、4人、フィナーレ

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【シルクバロック in 横濱】

★公演名:シルクバロック in 横濱
★公演日:2002年6月1日(土)17:30〜19:00
★会 場:横浜文化体育館
★入場料:無料
★主 催:東京電力株式会社
★共 催:横浜市
★内 容:

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【ルーマニアのサーカス】

★観た日:2002年4月21日(日)
★公演時間:15:00〜17:00
★場所:ブカレスト市内常設劇場 "Circul Globus"
★料金:61,800Lei(一般席)、100,000Lei(指定席)
★内 容:
  1. ロシアンバー
    6名(うち女性1名)による演技。オーソドックスな技を披露し可もなく不可もなくと言ったところ。
  2. クラウン
    クラウンに関しては共通して言えることで、次の展開が予想できるありがちなネタがほとんどですが、観客は大喜びです。
  3. 鳩の曲芸
    曲芸と言っても鳩ですから大したことができるわけでもなく、ブーメランのように手元から飛ばした鳩が戻ってくるといった類のものですが、日本のボリショイでも観たことがあるし、この演目って割とポピュラーなのかも。
  4. 馬、ロバ
    前回もそうでしたがやたらと動物が出てきます。何もしない動物も多く、やはりこれはどう考えてもこのサーカス場が動物園を兼ねているような気がします。
  5. バランスアクト
    女性一人によるバランスアクト。パラソルのバランシングや太神楽曲芸の出刃皿のように短刀をくわえて刃の先にサーベルの刃が当たるようにしてバランシング。そのままフラフープを回したり、あるいは固定された12段のはしごを登ったりします。
  6. クラウン
    男女ペアのコビト(差別用語?)によるアクト。
  7. クマのサーカス
    クマがキックボードや自転車に乗ります。ちなみに理由は分かりませんが,ブカレストでは自転車やオードバイを見かけることは皆無です。2月の時には全く見かけず、今回は3〜4台を町中で見かけた程度で、きっと市民の大半は自転車に乗れないでしょう。そんな所でクマが自転車を乗り回しているのを見るのは不思議な感覚ですが、この時は拍手喝采、凄い反響でした。
  8. フラフープ
    やっぱフラフープは女性に限ります!スウィングを含めトリックも多彩で結構お気に入りでした。
  9. シーソーアクト
    十名程度(うち女性3名)によるシーソーアクト。過度な演出もなく、度肝を抜かれるようなことは無いのですが、シンプルに次々とスピーディーにトリックを決めていきます。良かったです。

    (休憩)

  10. キツネ、イヌ、ネコのサーカス
    何をしていたのかよく覚えていない。
  11. クラウン
  12. 吊りロープアクト
    地上高数mのところで、男性が口にくわえたロープに女性が様々な格好でぶら下がったり、クルクルと回ったりする演技。女性には命綱が無いので、冷や冷やしながら観ていたため演技内容は覚えていない。
  13. クラウン
  14. クマのサーカス
    かなり長い時間を割いて観客には大ウケ。この調教師(お美しい女性)はどこかで観たことがあるような・・・。
  15. バランスアクト
    シルクドソレイユのオープニングの親子3人の身体による演目と同じ。比較してはいけないのかもしれないが、この親子の演技は内容的には格下といわざるを得ない。
  16. クラウン
  17. 差しもの
    ロシアンバーのメンバーと一緒。演者の肩などに長くて太いポールを立て、その最上部で上乗りが様々なポーズをとるアクトですが、なかなか見応えがあってフィナーレに相応しかったのではないでしょうか。
★感想:
劇場に入って驚き。
ちょうどバックステージの真上にどでかいスクリーンが置かれています。スクリーンを置かなくても最後段の観客にもステージは見えるし、いくらスクリーンが最近のはやりといっても邪魔としか言いようがない。

ところで今回のショーのコンセプトは何だろう!?
リングマスター役の女性の紹介で、次から次へと演技が披露されていくのですが、いかにも演出家といった風貌の男性がステージ真っ正面の中段に座り、隣の男性が演技開始前や演技終了後に何やらいろいろ説明し、その様がスクリーンに映し出されます。
オーディション風景をこのリング上で展開するといった演出なのでしょうか、最後までこの男性の役割が分かりませんでした。もちろんコンセプトも。
ホテルにあったブカレストの情報誌に今回のサーカスの紹介記事があったのですが、この男性は市内にある国立劇場の俳優 Tomi Cristin だそうです。(有名なのか?)

ところで、前回の評では"取るに足らないサーカス"と酷評しましたが、今回のサーカスは非常にサーカスらしく、サーカスを観たという満足感が得られました。
このサーカス"Globus"の運営がどうなっているのか分かりませんが、前回とは出演メンバーが全く違うのです。
先の情報誌によると、少なくともロシアンバーやシーソーアクトのアーティストはウクライナから招聘しているようです。(ルーマニア語で書かれてあるから定かではないのですが)
ということは日本で言うところのボリショイサーカスみたいに、固定的なメンバーから成り立っているのではなく、いわば仮想的なサーカス団みたいなものなのかしら。
でもこの常設劇場での公演は土曜と日曜だけなので、平日はアーティスト達は何をしているのだろう。

とにかく今回も感じたのですが、ここではサーカスというものが娯楽の一つとして地元に根付いているようで、親子連れで賑わっていました。
ただし子供が大きくなってしまえば、子供も親もサーカスからは遠ざかってしまうようで、そういった状況は各国共通なのかもしれません。

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【ストリートパフォーマンス】

★観た芸人:三雲いおり、川原彰
★観た日:3月30日(土)
★場 所:MM21
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【シルク・オーケストラ】

★公演名:シルク・オーケストラ Cirque Orchestra
★公演日:3月16日(土) 17:00〜18:30
★出 演:シルク・エロワーズ&東京フィルハーモニー交響楽団
★会 場:Bunlamura オーチャードホール
★入場料:S 9,000円、A 7,500円
★内 容:

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【ルーマニアのサーカス】

★日時:2002年2月10日(日)15:00〜17:15
★場所:ブカレスト市内常設劇場 "Circul Globus"
★料金:61,800Lei(一般席)、100,000Lei(指定席) ※1USD=32,500Lei
★内 容:
--- ショーのコンセプトは何故か"ブラジル" ---

  1. オープニング
    ブラジル音楽をバックに華麗なカーニバル衣装を身にまとった団員40〜50人達が踊りながら登場。
  2. 人間車輪
    円形(直径2mほど)の金属製フレーム内に演者が入り両手両足を広げてフレームを転がしたりして巧みに操ります。(最近流行っている)
  3. ジャグリング
    サッカーコートが出てきて、ブラジルチームとルーマニアチームの ユニフォームをまとったジャグラー3人(ボール担当2人、クラブ担当1人)がジャグリングを披露。
  4. 逆立ちサッカー
    5人対5人に分かれてのサッカー。と言っても逆立ちをしながら手でボールを操ったりするのですが、そのうち足でボールを蹴る本当のサッカーをし始めます。
  5. 子供数人によるダンス
  6. 男女ペアーによるダンスに近い組み演技。
  7. クラウン
    観客3人をステージにあげていじります。
  8. 吊皮
    9本の紐が垂れ下がっていて、各々の紐に2人がぶら下がり、同時に演技が進行。
  9. 30人位によるダンス

     (15分休憩)

  10. クラウン3人によるコメディタップダンス
  11. 垂れ下がった4本の紐の最下端に一人ずつ体が縛り付けられ、紐を振り子のように振らして、お互いが様々なフォーメーションをとる。
  12. 猿の曲芸
  13. ファイヤーもの
    10人位でトーチ、火のついたバトン、火のついたフラフープが同時進行。
  14. トランポリン
    4台のトランポリンを十字型に配置し総勢16人が交互に演技を披露。
  15. マジック
    火のついた縄に逆さまに縛りつけられた演者が脱出する。
  16. クラウン
    観客3人をステージにあげていじります。
  17. マジック
    箱に女性が入り箱の内部を燃やしますが演者は見事に脱出。
  18. エンディング
    ほぼ演者全員(50人近く)によるダンス。

★感想:
建物自体はかなり古いでしょうが、2,000人以上は入るであろう劇場で、サーカスリンクを取り囲むようにすり鉢状に客席がせり上がっています。
6割方は入っているようで、私は最前列の席で前にはテーブルがあって小さなスタンドが置いてあり、ん〜なかなか良い雰囲気です。

以上の演目の他にも随所に調教師っぽい格好をした男性が、たびたび登場し動物類(猿、オウム、ヒョウ、ゴリラ、虎、大蛇、大トカゲ)を連れてリンクを一周します。何も芸はせずに、ただ見せるだけ。
でもそれだけで観客は喜び写真を撮ったりしています。

これはきっとブカレストには動物園が無いんだと思い、人に聞いてみたら動物園はあるそうです。しかしリンクと観客の間には金網も何もなく、ほんの数m先を虎が歩くのはスリリングです。(^_^;)

さて肝心のショーですが、全くもって取るに足らない出来です。
ルーマニアと言えば"コマネチ"。その体操は今も地域ごとに活発に行われているそうで、アクロバティックな演技が観られるものと期待していたのですが、何ともはやお粗末そのものです。
トランポリンの演技なんぞは練習風景を見ているようです。
ジャグリングにしても5ボ−ルと5クラブで幾つかのトリックを披露しますが印象には残りません。
何しろ一つの演目に出てくる人数が多く、何人もの演者が同時に演技するので散漫さのみが目に付きます。
これって、サーカス?と思ったとき気づいたのです。

確かに"CIRCUL"となっていますが、観客にとってこれは我々がイメージするような"サーカス"ではないのです。きっと。

観客は日曜日ということもあり家族連れが多く、売店で売っているお菓子や飲み物を手に、カーニバルマスクをしたり、赤鼻を付けたり、あるいはバルーンを持ったり本当にくつろいで楽しんでいます。
"幕の内弁当"のようにおかずには目玉はありませんが、それでも全体的には美味しさを楽しめるし、お弁当のメニューには無くてはならないもの。ここのサーカスってそんな感じの娯楽ではないのでしょうか。
一般市民の平均月収が100〜120USDといいますから、入場料金は格安ではないのですが、きっとこのような常設劇場が残っているというのは、市民がサーカスという娯楽を必要としているからなのでしょう。

そう思うとなんだかこのしょうもないショーも愛おしく思えてきます。

ホテルにあったビジネス雑誌にここで開催されたサーカスアーティストのコンペの模様の記事をたまたま見つけ、そこには市長の談話が載っていました。
『サーカス学校を作ります。それはサーカスの可能性を信じているからであり、たからこそ育て上げなくてはならないのです。』

劇場外観劇場内ホールサーカスリンクエンディング
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【なななソロライブ】

★公演名:なななの季節・春
★公演日:1月11日(金) 19:30〜21:00
★出 演:ななな、重森一
★会 場:planB
★入場料:2,000円(前売り・予約1,800円)
★内 容:
催眠術、パートOL、寒いんです、秋桜(重森)、たま1,おせんたく、たま2,副作用、ハチ公物語(重森)、赤くん、泣いた赤おに(重森)、泣く女、待つ女
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