アート見物記(2009年)
- コルテオ(2009.12.20)
- オオツカタカシ ジャグリング&マジックショー(2009.11.7)
- 元禄の幻術 藤山新太郎〜手妻公演〜(2009.10.26)
- 特選落語名人会 桂歌丸、春風亭小朝(2009.10.4)
- 企画展「馬のサーカス・大曲馬」(2009.10.12)
- 映画「セントアンナの奇跡」(2009.8.29)
- ボリショイサーカス横浜公演(2009.8.1)
- 劇団四季「夢から醒めた夢」(2009.7.16)
- 門仲ジャグリングフェスティバル(2009.6.17)
- 映画「マン・オン・ワイヤー」(2009.6.13)
- 金沢旅行(アート三昧)(2009.6.6-8)
- 横浜開港150周年記念ショー「ヴィジョン!ヨコハマ」(2009.5.31)
- 立川談春 独演会(2009.5.30)
- コルテオ(2009.5.5)
- PE'Z ツアー大作戦!(2009.5.1)
- KOKIA world tour 2009「∞」Infinity(2009.4.29)
- 池田満寿夫美術館(2009.4.27)
- キグレサーカス(長野公演)(2009.4.27)
- 国際サーカス村協会 例会(2009.4.24)
- スペタクルアート劇団「レ・マシン」(2009.4.19)
- 春狂言2009 東京公演(2009.4.18)
- ヨコハマ大道芸(2009.4.18)
- よこすか芸術劇場オーケストラコンサート(2009.4.12)
- 横浜にぎわい座 爆笑演芸会柳家(2009.4.5)
- 柳家花緑 独演会 花緑ごのみ(2009.4.3)
- 映画「リリィ、はちみつ色の秘密」(2009.3.28)
- BLUE MAN GROUP IN TOKYO(ブルーマン)(2009.3.22)
- ジンガロ「バトゥーダ」(2009.3.13)
- コルテオ(2009.3.7)
- 小林美樹ファーストリサイタル(2009.3.6)
- 加山又造展(2009.2.27)
- 映画「おくりびと」(2009.2.26)
- くるくるシルク Vol.8(2009.2.20)
- 関口知宏 講演会(2009.2.7)
- 鎌倉芸術館ゾリステンコンサートVol.29(2009.1.25)
- ニクーリンサーカス(2009.1.23)
- 浅草演芸ホール 二之席後半(夜の部)(2009.1.16)
- 庄司沙矢香 ヴァイオリン・リサイタル(2009.1.10)
- 桂三枝の笑ウインドウツアー2009(2009.1.9)
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- ★公演名:シルク・ドゥ・ソレイユ「コルテオ」
- ★会 場:原宿・新ビッグトップ
- ★公演日:2009年12月20日(土)16:30〜19:00
- ★料 金:13,000円(A席)
- ★演 目:
- Chandeliers
- Bouncing Beds
- Cyr Wheel
- Little Horses
- Tightwire
- Golf
- Acro Duet
- Artist Marionetts
- Helium Dance
- Teeter Board
- 休憩(30分)
- Paradise
- Crystal Glasses and Tibetan Bowls
- Adagio Duet
- Juggling
- Ladder
- Teatro Intimo
- Duo Straps
- Tournik
- ★ひと言:
- ★公演名:オオツカタカシ ジャグリング&マジックショー
- ★会 場:大船 ルミネ・ウィング
- ★公演日:2009年11月7日
- ★ひと言:
-
- ★公演名:元禄の幻術 藤山新太郎〜手妻公演〜
- ★会 場:座・高円寺2
- ★公演日:2009年10月26日(月)
- ★料 金:4,500円(前売り)
- ★ひと言:
-
- ★公演名:特選落語名人会 桂歌丸、春風亭小朝
- ★公演場所:神奈川県民大ホール
- ★鑑賞日:2009年10月4日(日)
- ★料 金:4,200円
- ★ひと言:
- ★企画展:「馬のサーカス・大曲馬」
- ★会 場:馬の博物館
- ★鑑賞日:2009年10月12日(月)
- ★ひと言:
-
- ★タイトル:映画「セントアンナの奇跡」
- ★映画館:日比谷シャンテ
- ★鑑賞日:2009年8月29日(土)
- ★料 金:1,800円
- ★ひと言:
-
- ★公演名:ボリショイサーカス横浜公演
- ★会 場:横浜文化体育館
- ★公演日:2009年8月1日(土)
- ★ひと言:
-
- ★公演名:劇団四季オリジナルミュージカル「夢から醒めた夢」
- ★会 場:四季劇場「秋」
- ★公演日:2009年7月16日(木)
- ★ひと言:
-
- ★公演名:堀の外のジャグリング第4回公演
- ★会 場:門仲天井ホール
- ★公演日:2009年6月17日(水)
- ★料 金:2,500円(前売り)
- ★演 目:
- クラウンYAMA(ボール)
- CONRO(デビルスティック)
- KOMEI(リング)
- セクシーDAVINCI
- ひぃろ(ハット)
- ★ひと言:
-
- ★タイトル:映画「マン・オン・ワイヤー」
- ★映画館:テアトルタイムズスクエア(新宿
- ★鑑賞日:2009年6月13日(土)
- ★料 金:1,800円
- ★ひと言:
-
2009年6月6日(土)〜6月8日(月)
- ★第58回 金沢百万石まつり
- 百万石行列(加賀獅子舞、加賀鳶はしご登り)/6月6日(土)
- ★金沢21世紀美術館/6月7日(日)
-
- ★ステージイベント at 金沢城公園二の丸広場/6月7日(日)
- 加賀獅子舞、大道芸(ひぃろ、ハードパンチャーしんのすけ)
- ★百万石薪能 at 金沢城公園三の丸広場/6月7日(日)
- 舞獅子・養老、仕舞・東北天鼓、狂言・樋の酒、能・清経
- ★クラシックコンサート at 兼六園/6月7日(日)
-
- ★妙立寺(人呼んで忍者寺)/6月8日(月)
-
- ★その他(長町武家屋敷、ひがし茶屋街、にし茶屋街)
-
- ★公演名:横浜開港150周年記念ショー「ヴィジョン!ヨコハマ 〜未来へ。そして紡いできたもの〜」
- ★公演場所:パシフィコ横浜国立大ホール(5,000席)
- ★鑑賞日:2009年5月31日(日)16:30〜
- ★料 金:2,800円(S席)
- ★ひと言:
- 宮本亜門作・演出による「歴史と未来」をテーマとした横浜市民約500人が出演した横浜開港150周年記念ショー「ヴィジョン!ヨコハマ 〜未来へ。そして紡いできたもの〜 」。全く興味はなかったが、息子がこの500分の1として参加するとの事で出かけた。舞台では、開港からの横浜の150年の歴史が走馬灯のように表現され、世代から世代へと優しさと逞しさを受け継いでいく大切さが、「人には未来を実現させる力がある」というメッセージと共に力強く謳われる。演技のみの人も含めて、ダンス、スポーツ、音楽などそれぞれに特技を持った総勢500人の集団が、舞台に入れ替わり立ち替わり登場するが、ナビゲーター役の谷原章介と飯島直子をはじめ、草笛光子、五大路子、石井正則、桜塚やっくん、高田延彦、パックン、千住真理子(順不同)といった横浜ゆかりの方々が、要所で出てきて舞台を引き締める。5,000人もの観客を飽きさせないスピーディーな場面転換と大胆な視聴覚演出、そして明確なメッセージを持つ内容に、予想外に面白く飽きることはなかった。今という時代のトレンドを的確にとらえたその作りと演出はたいしたもの。またよくぞ500人のある意味素人集団をまとめ上げたものと感心。ちなみに息子はいつもやっている大道芸の相方と共に、ほんの30秒ほどクラブのトスジャグリングをしていたが、何故か舞台を降りて観客席のフロアで投げ合っていた。(^^;)
- ★公演名:立川談春独演会
- ★公演場所:三鷹市芸術文化センター 星のホール(250席)
- ★鑑賞日:2009年5月29日(金)19:00〜21:20
- ★料 金:3,150円
- ★演目:
- 金明竹(立川こはる)
- 不動坊(立川談春)
- 木乃伊取り(みいらとり)(立川談春)
- ★ひと言:
- 前座は立川こはる。えっ、中学生?小柄で幼い顔立ち、声変わりもしていないような・・・帰ってネットで調べたら1982年生まれの女性と判明。(失礼しました)噺の上手さどうのこうのは別にして、何だか気になる存在ではあります。談春の根多二題はそれぞれ60分弱とたっぷり聴かせて頂きました。満腹、満腹。
- ★公演名:シルク・ドゥ・ソレイユ「コルテオ」
- ★会 場:原宿・新ビッグトップ
- ★公演日:2009年5月5日(土)16:30〜19:00
- ★料 金:7,000円(A席)
- ★演 目:
- Chandeliers
- Bouncing Beds
- Cyr Wheel
- Little Horses
- Tightwire
- Golf
- Foot Juggling
- Artist Marionetts
- Helium Dance
- Teeter Board
- 休憩(30分)
- Paradise
- Crystal Glasses and Tibetan Bowls
- Adagio Duet
- Juggling
- Ladder
- Teatro Intimo
- Duo Straps
- Tournik
- ★ひと言:
- サーカス。私、偉そうにサーカスについていろいろ書いているが、サーカスを見始めてまだ二十年足らずなので、80回程度しか公演に足を運んでいない。(十分か ^^;)そのうち日本全国を移動している三大サーカスで言えばキグレサーカスは4回、木下サーカスは4回、ポップサーカスは6回で合計すると14回。一方シルク・ドゥ・ソレイユは1992年のファシナシオン以来18回で、日本のサーカステントへの来場回数を上回っている。たかだか十数年でのシルク・ドゥ・ソレイユの発展ぶりにはただただ驚嘆あるのみだが、一方二十年という時間を感じさせないほど日本のサーカスはゆったりと時が流れているようで変化に乏しい。まさにこれが『生活』のサーカスと『ショービジネス』のサーカスとの違いなのか。まぁ、どっちのサーカスも好きなんで共存共栄でいって欲しいな、なんてチョーお気楽に望んでいる私でした。
- ★公演名:PE'Z ツアー大作戦!
- ★公演場所:LIQUIDROOM
- ★鑑賞日:2009年5月1日(金)19:30〜
- ★料 金:3,800円(オールスタンディング)
- ★ひと言:
- ライブ。我が家では私と娘がPE'Zのファン。今回は家族4人でお出かけと思いきや娘は都合によりキャンセルだが、めげずに中年夫婦と息子の3人でライブハウスへ。当然中年夫婦はこんなライブハウスは初めてで、恐らく聴衆の中ではダントツで最年長者だろうな。表彰してもらいたいくらいだわ、この勇気と無謀さに。すし詰め状態でオールスタンディングの中、それでも隅の隅で楽しむ。PE'Zのジャンルはジャズとかスカとか評されるが、私にとっては断然ロック!音楽的なことではなく、腹の底から瞬間的に噴火の如く沸き立つ熱いものを感じるこの感覚は、伝説ロックバンド・クリーム(中年の私にとっては伝説ではないけど ^^;)の演奏を聞いた時の感覚に近い。クラシックのオーケストラを聴く時のじわじわとゆっくりと熱くなる感覚ではなく、突発的なんだわ、これが。エリック・クラプトンのギター、ジャック・ブルースのベース、ジンジャー・ベイカーのドラムとこの3人が繰り出す自我や個性丸出しの丁々発止の演奏は、まるで「(ルール無き)けんか」と「スポーツ」の境界を行ったり来たりするようで危うく、スリリングで鳥肌が立つものだった。そんな感覚と共通するものがある。PE'Zには。PE'Z最高おぉっ!!
- ★公演名:KOKIA world tour 2009「∞」Infinity
- ★公演場所:オーチャードホール
- ★鑑賞日:2009年4月29日(水)17:30〜
- ★料 金:6,300円
- ★演 目:
- ---第一部---
- 花宴
- 大きな背中
- Remember the kiss
- 花
- usaghi
- 道化
- life goes on
- やさしくされるとやさしくなれる花
- 世界の終わりに
- はじまり
- ---第二部---
- After my life
- 星屑のヴォカリーズ
- I believe 〜海の底から〜
- 戦火の花
- 罪滅ぼしの歌
- この胸の苦しみが愛おしいほどに生きて
- 歌う人
- 短いうた
- INFINITY
- ---アンコール---
- +sing
- ぬくもり(アカペラ)
- ★ひと言:
- コンサート。知る人ぞ知る女性シンガーKOKIA。彼女を知ったのはTV番組「カワズ君の検索生活」内で「泣ける2ちゃんねる」の話を紹介する際に、BGMで流れていた彼女の楽曲「ありがとう」を聞いた時。それ以来気になって、CDも買って、コンサートに行く機会を狙っていた。熱狂的なファンが多そうなので、冷やかし程度で行く私なんかは注意した方がいいと思っていたが、いやいや正直驚いた。皆、微動もせず、曲の一音一音、歌詞の一字一句をも聞き逃すまいと全神経を集中しているようで、はやくも2曲目にはハンカチを取り出す人やすすり泣きの声が・・・。歌はメチャ上手く心に訴えてくるし、歌詞は聴衆それぞれの人生に重なるような言葉で揺さぶってくるし。恐るべしKOKIA。
- ★館名:池田満寿夫美術館
- ★場所:長野市松代町
- ★月日:2009年4月27日(月)
- ★料金:700円
- ★ひと言:
- 美術鑑賞。キグレサーカスの帰りに立ち寄る。あらあらこんなところに池田満寿夫美術館があったんですね。画家、版画家、挿絵画家、彫刻家、陶芸家、作家、映画監督、はたまたタレントと多岐にわたる活躍とその多彩な才能で“時代の寵児”となった彼の足跡を作品と共にたどることができた。常に変化し続ける、日本には希有なもの凄い芸術家だったということが認識。
- ★公演名:キグレサーカス(長野公演)
- ★会 場:しなの鉄道千曲駅西側特設会場
- ★公演日:2009年4月27日(月)11:00〜12:45
- ★料 金:2,700円+1,000円(ロイヤル席)
- ★演 目:
- ★ひと言:
- オープニング
- ストラップ
- 一輪車
- ジャグリング
- 肩芸(差しもの)
- 空中芸
- 犬の芸
- 猿の芸
- 足芸
- シーソー
- (休憩)
- アイアンボール
- 七丁椅子
- シフォン
- 綱渡り
- 組み体操(?)
- 空中ブランコ
- ★ひと言:
- サーカス。長野県千曲市での公演。サーカス学校卒業後、モスクワのサーカス団へ、そして現在はキグレサーカスで活躍中の香山啓さんの演技が楽しみ。(ジャグパル35号参照)啓さんは公演序盤で登場。簡易ステージの階段を一輪車で上り、一輪車上でリングと縄跳び、そして一気に階段を一輪車で下りるという演技。テクニックとしては以前とは比較にならないほど安定していて、これまでの努力の成果と経験はきっちりと舞台に出てくるものだと感じた。もう一人、サーカス学校卒業生(高橋奈々さん)がここに入団していて、残念ながら今回は彼女の姿をサーカスリンク上で見ることはできなかったが、お二人とも元気で、生徒さん達の成長ぶりを見るのはとても嬉しい。
- ★会合名:国際サーカス村協会 例会
- ★会場:千駄ヶ谷会館
- ★鑑賞日:2009年4月24日(木)18:45〜21:30
- ★ひと言:
- 国際サーカス村協会の例会。今回のゲストはコルテオのアーティスト総勢6名!会員の質問ひとつひとつにアーティストの皆さんからは丁寧な答えをいただき、大満足の座談会。コルテオは5〜6年の準備期間を経て、2005年4月21日に初演を迎えてから4年にもなり、1,480回の公演でリトルクラウンの男女の二名は休むことなく出演されているとのことで驚き。確かに彼ら無くしてコルテオは成り立ちませんからね。お二人のお話しの中で、ヴァレンティナさん(女性)からはヘリウムダンスでのハプニングが聞け、グレゴリーさん(男性)が伝統的なサーカスとシルク・ドゥ・ソレイユとの違いについて、伝統サーカスは『生活』であり、シルクは『ショービジネス』と言われたことが印象的でした。(演出も衣裳も食事も全て自分が決めていくことに対して、演技のみに集中すれば良いという違い。)
- ★イベント名:スペタクルアート劇団「レ・マシン」
- ★会場:日本大通り
- ★鑑賞日:2009年4月19日(日)
- ★ひと言:
- イベント。フランスの劇団「ラ・マシン」の機械仕掛けの巨大マシンの二匹の蜘蛛が、横浜開港150周年記念イベントにあわせて、日本大通りをパレードするのは一日限りとあって勇んで出かける。クレーン車の上に蜘蛛が乗っかっていて、車両を運転する人、八本の脚の操る人などで15人位がマシンに搭乗。蜘蛛の後には、フォークリフト5〜6台に分乗した弦楽器、管楽器、打楽器などの音楽隊が生演奏を披露しパレードを盛り上げる。こりゃまた音楽が素晴らしく(ハープまである!)聴き入ってしまい、音楽を聴きながら、摩訶不思議な巨大蜘蛛の行進する様を眺めながら、自分自身が雑踏の中に溶け込んで同化していくような妙な感覚に陥いる。楽しいが、しかしながらいつも割り切れないものが残る。地域密着の文化活動を支援している地元施設への信じがたいほどの予算削減が強いる現場の方々のご苦労を思うと、これら相当な支出を伴うアートイベントの意味合いが何なのか行政担当者は真剣に論議して欲しい。そしてその内容を公開して欲しい。
- ★公演名:春狂言2009 東京公演
- ★公演場所:国立能楽堂
- ★鑑賞日:2009年4月18日(土)18:00〜20:15
- ★演目:文荷、釣狐、六地蔵
- ★ひと言:
- 狂言。京都茂山千五郎家一門による大蔵流狂言。恥ずかしながら初の体験。あえて何の予備知識も持たずに出かけ、全てが興味津々。「文荷」と「六地蔵」は何となく分かってところどころクスッとしたりしたが、「釣狐」は正直辛かった・・・ちんぷんかんぷん。笑いだけなら落語(寄席)で十分なはずなのに、何が何百年もの間、人々を魅了してきたのだろうか。不思議世界に惹かれていくぅ。
- ★イベント名:ヨコハマ大道芸
- ★会場:イセザキ会場
- ★鑑賞日:2009年4月18日(土)
- ★楽しんだ芸人:王輝・張悦、段海波、ファニーボーンズ、進藤一宏、山本光洋、シルヴプレ
- ★ひと言:
- 大道芸。綱渡りと言ったら王輝さん!相変わらず高〜く飛び跳ねていた。張悦さんのボールジャグリングは、中国で流行っているのだろうか、タップと組合わせたルーチンで、バウンスしながら簡易ステージの階段を上り下り。段海波さんの3ボールは何十ものトリックのオンパレードで、メインのバドミントンのラケットによるジャグリングは、バドミントンラケット独特の回転が面白い。進藤一宏さんは、メインはIJAプログラムに7ボールを追加したもので、投げ銭を「畳んで入れる」とDVDとボール3ヶをくれるというので、人目を気にせずに猛ダッシュしてゲット!おおぉっ、ボールってロシアンボールじゃないの。
- ★公演名:よこすか芸術劇場オーケストラコンサート クラシック名曲集 Vol.5
- ★公演場所:よこすか芸術劇場
- ★鑑賞日:2009年4月12日(日)15:00〜
- ★料 金:3,000円
- ★演 目:
- シベリウス 交響詩「フィンランディア」 op.26
- プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番ト短調 op.16
- ベートーヴェン 交響曲第3番変ホ長調 op.55「英雄」
- ★ひと言:
- クラシックオーケストラ。ヤバイっす、クラシック音楽業界。不況が企業の文化支援を中止に追い込んで、例えば今回のT交響楽団も某大手外食産業からの億単位の支援を打ち切られたそうだ。不況という要因のみならず、市町村合併でひとつの自治体が複数ホールを持つようになり予算が縮小されたり、指定管理者制度の導入で集客の面でクラシックは敬遠されたりと小泉改革後の歪みによるものなのか。不景気だからこそ情操を育む文化政策が必要だし、継続的な支援も必要なはず。皆さん居酒屋に行く回数を減らして劇場に行こう。
- ★公演名:横浜にぎわい座 爆笑演芸会
- ★公演場所:横浜にぎわい座
- ★鑑賞日:2009年4月5日(日)14:00〜16:15
- ★料 金:3,000円
- ★演 目:
- パフォーマンス 3ガガヘッズ
- コント カンカラ
- ジャグリング ストレート松浦
- コント コント山口君と竹田君
- 〜仲入り〜
- 冗談音楽 ポカスカジャン
- 漫才 昭和のいる・こいる
- ★ひと言:
- 演芸会。シュールなコントの「3ガガヘッズ」、私が大々好きな時代劇コントの「コント・カンカラ」、「ストレート松浦」、冗談音楽の「ポカスカジャン」、そしてトリはいいよねぇ〜あの独特なちゃらんぽらんな受け応えで笑わせる漫才「昭和のいる・こいる」。ストレート松浦さんは、いわゆる西洋ジャグリングの道具(ボール、シガーボックス、デビルスティック、クラブ)をベースにしたジャグリングショー。なるほど、大道芸ではできない演出と工夫がされているし、寄席という空間を味方につけているといった感じでお客さんには大好評だった。
- ★公演名:柳家花緑 独演会 花緑ごのみ
- ★公演場所:かめありリリオホール
- ★鑑賞日:2009年4月3日(金)19:00〜21:20
- ★料 金:3,500円
- ★ひと言:
- 落語。前座やゲストも無しの文字通り一人きりの独演会。仲入り後には多少笑いを交えつつの趣味のピアノ弾き語りを披露し、最終曲は笑い無しの「ハナミズキ(一青窈)」を熱唱。ん〜、何で演芸会に来てプロでもない人がマジに歌い上げるポップスを聞かにゃあかんの!?テレビ・ラジオや演劇で活躍し多芸で多彩な才能があるのは分かるし、噺ももちろん断然上手いけれど、なぜか"こなしている"といった感じを受けてしまった。もっと噺に味わいが欲しい。
- ★タイトル:映画「リリィ、はちみつ色の秘密」
- ★映画館:TOHOシネマズシャンテ(旧 シャンテシネ)
- ★鑑賞日:2009年3月28日(土)
- ★料 金:1,800円
- ★ひと言:
- 映画。幼い頃に過って母を死なせた罪悪感を負って、母の足跡をたどる旅に出て、黒人の3姉妹が経営するはちみつ農家で、生活を共にしながら心の再生をなしていく少女の姿を描いた作品。監督・脚本が女性監督だけあってのことか、登場人物ひとりひとりの心情が丁寧にきめ細やかに描かれ、女優ひとりひとり演技が見事に輝いていた。
- ★公演名:BLUE MAN GROUP IN TOKYO
- ★場 所:インボイス劇場(専用劇場)
- ★公演日:2009年3月22日(日)12:00〜13:45
- ★料 金:8,500円(ポンチョシート)
- ★ひと言:
- 舞台公演。2回目の来館。2回は来ないと思っていたが子供らが観たいというので家族4人揃っての久しぶりのお出かけ・お出かけ♪二列目ど真ん中という最上の席で、ステージから食べ物や何やらかんやらが飛んでくるというのでポンチョシートを羽織っての観劇。相変わらずのハイテンションで、これでもかこれでもかと繰り出すサプライズの数々。このテンションをもう2年半も持続しているというだけでもオ・ド・ロ・キ!
- ★公演名:ジンガロ「バトゥーダ」
- ★場 所:木場公園内ジンガロ特設シアター
- ★公演日:2009年3月13日(金)19:40〜2045
- ★料 金:6,000円(A席)
- ★ひと言:
- ジンガロ。世界各地の民族文化をモチーフとした作品が次々と発表されるが、今回の対象はルーマニアの「ロマ(移動型民族)」。ちなみに前回の初来日公演「ルンタ」はチベット僧侶とのコラボレーションだったが、今回の方が断然親しみやすかった。思えば初めての海外出張がルーマニアで、現地のカウンターパートの方に連れていかれたお店でアコーディオンで生演奏されていたのが、ロマの音楽だったかどうかは今では知るよしもないが、首都ブカレストの夜は街路灯もほとんど無く、野良犬が目立ち人影もなくひっそりとした薄暗い灰色の世界だった。でもここでのルーマニアは、音楽はあくまで陽気で明るく楽しく踊り出したくなるような雰囲気で、結婚式などロマの祝祭の様を疾駆する馬と共に華やかに、時にはユーモラスに表現し、サーカスの原点である曲馬の世界をも楽しむことができた。全く関係ないけれど、名曲「ツィゴイネルワイゼン」というのは「ロマの歌」という意味だそうです。
- ★公演名:シルク・ドゥ・ソレイユ「コルテオ」
- ★会 場:原宿・新ビッグトップ
- ★公演日:2009年3月7日(土)16:30〜19:00
- ★料 金:9,500円(S席)
- ★演 目:
- Chandeliers
- Bouncing Beds
- Cyr Wheel
- Little Hprses
- Tightwire
- Golf
- Foot Juggling
- Artist Marionetts
- Helium Dance
- Teeter Board
- 休憩(30分)
- Paradise
- Crystal Glasses and Tibetan Bowls
- Adagio Duet
- Juggling
- Ladder
- Teatro Intimo
- Duo Straps
- Tournik
- ★ひと言:
- サーカス(シルク・ドゥ・ソレイユ)。演技が始まってしばらくすると何だか落ち着かない自分に気づく。円形のステージを串刺しにするように「橋掛り(能舞台)」のような通路が左右に伸びていて、上手から下手からとパフォーマーたちが出入りする様はもはや固定観念的なテントでのサーカスではなく、劇場で催される演劇といった感じ。テントでのサーカスという意識で足を踏み入れたことに対する勘違いと気づく。こりゃまさしく劇場だ。コルテオはイタリア語で「行列」を意味するとのことですが、「橋掛り」が能・狂言では旅の工程の長短を表したり、神や霊などの異次元世界との接点的空間を象徴したりするものならば、「橋掛り」を意識した訳ではないだろうが、このステージの作りは主人公が死んでもなお夢とも現実とも区別のつかない中で、自らの人生を回顧し、かたわらではパレードが繰り広げられるという情景にまさしくマッチしていた。ところで演目のひとつひとつは相変わらず驚嘆に値し素晴らしく、個人的には特に「ラダー」がお気に入り。また来ようっと!
- ★公演名:小林美樹 ファーストリサイタル
- ★場 所:栄区民文化センターリリスホール
- ★公演日:2009年3月6日(金)19:00〜21:00
- ★料 金:1,200円(リリス券)
- ★ひと言:
- クラシックリサイタル。才能溢れる高校生ヴァイオリニストの初の単独リサイタル。数々の国際コンクール入賞も果たしたり、TV番組「題名のない音楽会」へ出演したりと注目株。バッハ、シューベルト、ブラームス、そしてラヴェルの名曲ぞろいに、ヴァイオリンソロの魅力をたっぷりと堪能。演奏の実力度合いとは裏腹に、舞台を歩くその様には初々しさを感じる。(言い換えると舞台での歩き方や何気ないちょっとした仕草で、アーティストの経験度合いが分かるものですね。)
- ★タイトル:加山又造展
- ★会 場:新国立美術館
- ★鑑賞日:2009年2月27日(金)
- ★料 金:1,300円
- ★ひと言:
- 絵画展。久々に脳をビンビンと刺激された美術展。波長があうのかも。画伯は絵画以外にも、陶芸や着物の絵付け、天龍寺法堂の天井画、日航ジャンボ機の室内装飾、あるいは車のボディペイントと、その創作活動は多岐にわたり常に新しいものに挑戦し続け、戦後の日本画壇に多大な功績を残しました。
古典に“倣う(ならう)”ことで、伝統的な表現を尊重した上で、現代的な新しい技術を積極的に取り入れて独自の世界を築き上げ、日本画の新たな可能性を切りひらいたと賞されます。“倣う”とは真似をするということですが、倣うことについてはこのように仰っています。
『私は古画その他工芸品などから平気で写しをする。というのは、自分が伝承者ではないという確信があるからである。伝承者には写ししかできない。伝承の延長になってしまうからである。』
単に作品を忠実に模写するということではなく、倣うという行為で芸術性の本質的な部分を探究することにより、自らのオリジナリティを創造するということなのでしょうか、オリジナリティとは何かを考える上で非常に深みのある言葉ですね。
- ★タイトル:映画「おくりびと」
- ★映画館:横浜シネマリン
- ★鑑賞日:2009年2月26日(木)
- ★料 金:招待券
- ★ひと言:
- 映画。アカデミー賞という冠が付かなくてもフツーに良い映画。登場人物それぞれの歩んできた人生の深みを感じさせる演技、四季折々の美しい風景映像、そしてチェロによる重みがあって包み込むような音楽等々、全てしみ込んできます。このトシになると親族のみならず友人たちをも既に幾人か見送っているので、ボロボロと泣きました、泣きました、泣きました。
- ★公演名:くるくるシルク Vol.8〜マイム・ダンス・ジャグリング〜
- ★場 所:スタジオP.A.C
- ★公演日:2009年2月20日(金)19:00〜
- ★ひと言:
- 舞台公演。幼なじみの三人組が何の束縛もなくその場限りの発想でバカやって遊んでいるといったような楽しくもあり情けなくもあり、でもそこには変わらぬ友情で助け合いがあったりと、そんな「くるくるシルク」のシリーズ公演の基本路線は変わらないようですが、今回は映像とのコラボレーションによる演技を大幅に取り入れての新しい試みでした。
例えば海原で遊ぶシーンでは、以前は舞台を横断する青い布を床上で揺らして表現していましたが、今回はそれに加えて背面の大きなスクリーンに海そのものの映像を映し出し、映像の中でも三人組が出てきたりして非常に面白い作りとなっていました。その他にも映像を利用した演技があり、どれもとても面白いのですが、ちょっと待ってぇ!映像は使い勝手がよく、現実ではあり得ないことを表現でき、インパクトがあって笑いもとりやすいのですが、スパイス的な利用ならまだしも、あまりに映像に依存したパフォーマンスは個人的には再び足を運びたいとは思いません。
今回の公演は個人的には、映像利用のさじ加減としてギリギリOKといったところですが、「くるくるシルク」を長年見ている私個人としては、やはりおバカ三人組の汗が飛び散って息づかいが聞こえ、お互いの緊張感とハプニングが伝わってくるような、そんな生身の演技の方が好きです。
- ★公演名:関口知宏が旅した地球 〜出会い・ふれあい・かたりあい〜
- ★場 所:横浜市栄区公会堂
- ★公演日:2009年2月7日(土)18:30〜20:00
- ★主 催:ぷらっと栄
- ★料 金:無料
- ★ひと言:
- 講演会。俳優稼業が上手くいかず、挫折して一時期は引きこもったりもしましたが、鉄道紀行の番組で大ブレーク。日本、中国、欧州での鉄道の旅でみせた飄飄踉踉(ひょうひょうろうろう)とした雰囲気でのお喋りが会場全体を和ませます。多くの人に助けられ人脈も広がり、持て余していた感のある音楽や絵画の才能と相まって、今後は鉄道紀行と違う新しい活動を開始しはじめるようで、眼前には進むべきたくさんの道がひろがり楽しそうでした♪
- ★公演名:鎌倉芸術館ゾリステンコンサートVol.29
- ★場 所:鎌倉芸術館 大ホール
- ★公演日:2009年1月25日(日)15:00〜16:50
- ★料 金:2,000円(B席)
- ★ひと言:
- 室内楽コンサート。日本屈指の弦楽器の名手たちが集り常設弦楽アンサンブルとして活動を続けてきた「鎌倉芸術館ゾリステン」も今回で29回目の演奏会で、今回はオール・ヴィヴァルディ・プログラム。お決まりの「四季」は何度聴いてもいいなあ。
- ★公演名:東京ドーム・ニクーリンサーカス
- ★会 場:東京ドームシティ JCB HALL
- ★公演日:2009年1月23日(金)19:00〜21:00
- ★料 金:(S席)
- ★演 目:
- ラート
- 綱渡り
- クラウン
- 愉快な犬たち
- ジャグリング
- クラウン
- アクロバット・デュオ
- 空中アクロバット
- クラウン
- シベリアの太陽
- <休憩>
- ソラ・トラピーズ
- クラウン
- ロシアン・バー
- 熊のサーカス
- クラウン
- 空中ブランコ
- ★ひと言:
- サーカス。楽しかったぁ!シルク・ドゥ・ソレイユもいいけれど、違ったタイプのこんなにも良いサーカス公演があるのだからもっともっとたくさんの人に観に来て欲しいものです。
ドミトリー・チェルノフさんのボールジャグリングはオリジナリティ溢れ魅惑的。説明が凄く難しいのだけれど、ハンドボールくらいの大きさのボールが近未来的衣装のポケットに入っています。(両足、腰などにポケットが付いていてそれぞれにボールが入っています。)テクノポップ(?)調のBGMにあわせて、身体全体でステップを踏むように、ポケットからボールを取り出してジャグリングをするので、床にボールを置くことはありません。フィニッシュはポケットから次々とボールを取り出しながらの7ボール。ドロップ無しの完璧なパフォーマンスに驚嘆!このプログラムの完成までにはどれだけの時間と努力が費やされているのだろう。感服。
- ★公演名:浅草演芸ホール 二之席後半(夜の部)
- ★場 所:浅草演芸ホール
- ★公演日:2009年1月16日(金)17:40〜21:00
- ★料 金:3,000円
- ★演 目:
- 桂夏丸(落語)
- 三遊亭遊馬(落語)
- ぴろき(ウクレレ漫談)
- 三遊亭圓馬(落語)
- 春風亭柳好(落語)
- 三遊亭右京(落語)
- 翁家喜楽(大神楽曲芸)
- 柳亭楽輔(落語)
- 三遊亭左圓馬(落語)
- 古今亭寿輔(落語)
- マグナム小林(バイオリン漫談)
- 三遊亭夢丸(落語)
- 三遊亭圓枝(落語)
- 桂?(落語)
- Wモアモア(漫才)
- 桂富丸(落語)
- 神田紫(落語)
- 桂米助(落語)
- 東京ボーイズ
- 三遊亭小圓右(落語)
- 北見マキ(奇術)
- 桂米丸(落語)
- ★ひと言:
- 定席寄席。二十以上もの演目が続く中、色物の北見マキさんの奇術に感動。久々にこれぞ“ザ・マジック”という演技を堪能。素晴らしい!十数分の演技でお喋り無しにシルク、ロープ、コイン等の小ネタを次々と披露しますが、現象が鮮やか、ルーティンが練られている、リズムが良い、無駄がない、技術に長けている、そして観客の視線を自在にコントロールし、なにより“何を表現する奇術か”が明確に伝わってきます。つまり不思議さが老若男女問わずに分かりやすい。(何を見せたいのか、ジコチューの演技が最近のマジックでは目につく)
披露されたネタは、時々手にとっては参考にしている「ステージマジック(北見マキ著/東京堂出版)」から幾つか選ばれていて、生でご本人による模範演技を拝見した格好になりとても参考になりました。マジックをされる人には是非見て欲しい、いや見なくてはならない演技。
- ★公演名:庄司沙矢香 ヴァイオリン・リサイタル
- ★場 所:鎌倉芸術館 大ホール
- ★公演日:2009年1月10日(土)15:00〜17:15
- ★料 金:3,000円(B席)
- ★ひと言:
- クラシックコンサート。TV番組「情熱大陸」でも取り上げられた、凄い経歴を持っている若手バイオリニスト。名器ストラディヴァリウスの中でも最も優れていると言われる「ヨアヒム」を自在に操り・・・とのことでも、ド素人の私には音色などの違いは全く分からんが、でも心地良いことは確か。心に栄養をいただきました。
- ★公演名:桂三枝の笑ウインドウツアー2009
- ★場 所:有楽町朝日ホール
- ★公演日:2009年1月9日(金)18:00〜20:20
- ★料 金:4,000円
- ★演 目:
- 桂三段「にぎやか寿司」
- 桂三歩「鯛」
- 桂三枝「赤とんぼ」
- 大喜利(桂三枝、桂三歩、桂三段、桂三金、桂三輝)
- 桂三枝「メルチュウ一家」
- ★ひと言:
- 落語独演会。演者の桂三枝、桂三段、桂三歩ともネタは全て創作落語。三枝さんと言えば私にとってはTV番組「ヤングお!おー!」ですな。古っ!当時からの人なつっこい笑顔としゃべりは健在で、初めて出したという写真集を買ってサインをいただき握手してもらって大満足の落語会でした♪:
それと江戸と上方の落語の違いも感じることができましたが、やはり出囃子がないのは淋しい。:
創作落語の「鯛(いけすの鯛)」は気に入った。是非もう一度聴きたい作品です。いけすに入ってきた新入りの鯛と二十年住みついている主(ぬし)の鯛との心暖まる交流を描き、いけすでの生き残り方を伝授される新入りの身に何が起きるのか、そして思わずほろりとしてしまう結末。