他の人のアドバイスも聞いてみましょう


5ボールカスケードの練習方法は、人それぞれに違うと思います。
ここでは5ボールジャグラーの経験談やアドバイス等を紹介します。
  1. 西川正樹さんの場合
  2. 松岡顕さんの場合
  3. 碓井乱さんの場合
  4. チャン助さんの場合
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西川正樹さんの場合
松岡顕さんの場合
  1. はじめに
     5-ball cascadeの練習を始めてから、もう1年以上になりますが、いまだに満足のいくレベルとは言えません。現在の最高記録は約70catch(*)。でも、調子の悪いときは10catchにも満たないような状態に陥ることさえあります。5-ballのことを語るには、まだ早いとは思いますが、参考のひとつとしてお聞き下さい。
     (*) catch: ボールを受けた回数。5回投げて5回受けたら、5catch。
      (ボールの数)catch ができたら flash、
      (ボールの数)×2catch ができたら juggleという。
       5-ballなら、5catchでflash、10catchでjuggle。
  2. 5-ballの習得に要する時間
     上達の早さには個人差がありますし、目標とするレベルもそれぞれでしょうから、一概には言えません。5〜10catch(*)がたまに続く程度なら、数ヶ月で出来るようになるでしょう。
     しかし、5-ballの本当の難しさは、その上のレベルに進もうとしたときに思い知らされる事になります。人に見せられる程度になるには、100時間ぐらいは見込んでおいてください。1ヶ月ぐらい全然上達がなくても、諦めることはありません。そのまま、3ヶ月、半年と続けていれば、少しずつ進歩するものです。才能がないと言う前に、1日20分の練習を1年続けてみて下さい。
  3. 練習する上で気を付けること
     あまりボールにばかり意識を集中するのではなく、姿勢は正しいか、左右のバランスは良いか、無駄な力が入っていないか、気持ちがリラックスしているか、など、全体に気を配りながら練習しましょう。上手い5-ballジャグラーは、余裕を持ってゆっくりと投げているものです。
     5-ballには、ある程度の高さが必要です。最低でも、手をまっすぐ上に伸ばしたぐらいの高さは必要でしょう。日本の平均的な住居で練習している方は、頻繁に天井にボールをぶつけて、上の住民の怒りを買うことになります。だからと言って、座ってジャグリングの練習をするのは、やめたほうがいいと思います。座っていると、腕が十分に振り下ろせないので、安定しないし、変な癖がついてしまうようです。できることなら、外で練習するか、天井の高い部屋に引っ越しましょう(^_^)
     練習に使うボールは、普通のジャグリング用のボール(約150g)で十分です。
    軽すぎるとかえって安定性が良くありません。ぶつかった時にあちこちに飛び散るので、Beanbagを使う方が楽でしょうね。
  4. 効率の良い練習
     連続して長時間の練習をすると、癖が固まってしまうし、集中力はなくなり、筋肉も疲労します。たくさん練習をしたくても、1回の練習は30分以内にとどめて、十分な休憩を取りましょう。
     ずっと同じ場所で練習するのも、癖が固まる原因になるので、ときどき場所を変えるのも効果的です。
  5. 投げるタイミング
     3-ballに熟練してくると、ボールを受けると同時に投げる、というタイミングになっているはずです。しかし、5-ballでは、手にボールを持っている時間を出来るだけ長くした方が安定するようです。受けた後、少し間を置いてから、反対の手のボールを投げるようにしてみましょう。私が作ったジャグリング・シミュレーション・ソフト、JuggleMasterで言うならば、dwell ratio=1.5ぐらいのタイミングがよいと思います。
  6. 眼鏡について
     ジャグリングの練習をする時ほど、自分の目が悪いことを恨めしく思うことはありません。眼鏡をかけていると、視界が歪みますし、視野も狭くなります。夏の暑いときに練習していると、汗で滑ってずり落ちてくるのですが、両手がふさがっているので、直すこともできません。そして何より、ボールやクラブがぶつかって眼鏡を壊してしまうのが痛い(経済的にも、肉体的にも)。
     トップクラスのジャグラーで、眼鏡をかけている人がほとんどいないのは、偶然ではないと思います。プロのジャグラーのブッチ・リードさんは強度の近眼なのですが、眼鏡を外して練習した方が上達が早いと言っていました。
     最近、コンタクトレンズを試しているのですが、ジャグリング中は眼球をぐりぐり動かすので、レンズがずれてしまって調子が良くありません。単に馴染んでいないだけかもしれませんけど。結局、今は眼鏡をかけたまま練習しています。
     いろいろマイナス要因を書きましたが、目が悪いからと言って、ジャグリングを諦めてしまってはいけません。5-ball程度ならば、眼鏡をかけていても、習得できるのは間違いないことですから。

碓井乱さんの場合
チャン助さんの場合

《注》の説明
  1. 《注1》
    「科学朝日/大道数学者ピーターフランクルのすべて・ピーターフランクル著(朝日新聞社)」1994年5月号。
  2. 《注2》
    サイトスワップとは、ジャグリングのパターンの表記法のこと。